浴室の蛇口から水がポタポタ。
古い水栓からの水漏れが気になっていました。
給水、給湯別々の2ハンドル混合水栓です。
コマについている水栓パッキン(ゴムパッキン)の経年劣化による水漏れなので、それを交換すれば問題解決です。
・・なのですが・・
今回は利便性向上と模様替えを兼ねて水栓全体を交換しました。
LIXIL(リクシル)の”RBF-711“です。
先ずは、古い水栓本体を取り外します。
モンキーレンチで袋ナット2つを緩めて引き抜きます。
本体を取り外すと古い取付脚が残ります。
布を巻くか軍手をして反時計回りにゆっくりと回します。
(急激な力を加えると給水管が壊れることがあります。)
古い取付脚を取り外すと向かって左に給湯管、右に給水管が見えます。
管に張り付いた古いシールテープやゴミを取り除きます。
取り付ける新しい取付脚と送り座(ワン座)です。
取付脚の取り付け位置を決めます。
この作業が上手くいかないと水漏れを起こしたり、本体の取り付けが出来なくなります。
2つのナット中心の間隔を規定の寸法(ここでは100mm)にしつつ水平を保ち、壁からの前出寸法を揃えます。
先ず、取付脚を最後までねじ込みます。この時、左右の取付脚のナット位置はバラバラです。
ねじ込んだ位置から前出の多い方を最小限に緩めて、次に前出の少ない取付脚を回数を数えながら緩めます。
上記の規定位置に揃ったら回した回数を覚えておきます。
一旦2つの取付脚を抜き取ります。
新しい取付脚に送り座をネジ部分の奥まで入れて、シールテープをネジ部に巻きます。
ネジ部に向かって時計回りに8回ほど巻きます。
巻き数が少ないと水漏れの原因に、、多過ぎるとねじ込み難くなります。
取付脚2つのナットの間隔と前出位置の揃い具合を見ながら水栓本体の水平を保ちつつ袋ナットを締めます。
袋ナットのパッキンが外れやすいので注意しながら左右交互に締め増します。
※(写真には吐出口が付いていますが、作業中は外しておきます。)
水栓本体に吐出口とシャワーホースを取り付けます。
(シャワーホースは手締め)
パッキンやネジ部が破損するのでモンキーレンチなどの工具を使った締め過ぎに注意します。
(特に締め始めは、指でかみ合わせを確認しながら仮締めします。)
温度調節ハンドルです。
水と湯の割合を連続的に変えて吐出水温を調節します。
(流量調節栓で水と湯の流量を単独調節できますが、大まかに調節されているので省きました。)
シャワーヘッド側と吐出口側の吐出方向切り替えハンドルです。
勿論、直感的に切り替えられるようになっていて、上へ回すとシャワー、下へ回すと吐出口から出てきます。
その回し角度で水量が変化します。
シャワーヘッドを吊るすシャワーフックは以前の物をそのまま使うことにしました。
必要があれば、付属しているシャワーフックを壁面に取り付けます。
タイル面に取り付ける場合は電気ドリル(または充電ドリルドライバー)とタイル用ドリル刃、アンカープラグを用意して説明書を参考に作業を進めます。
タイル面は滑るので、穴位置をマーキングした上に透明テープを張ってドリル刃を当て、穴あけすると比較的上手くいきます。
初めてのシャワーバス水栓交換。
取付脚の取り付けが要です。
水栓本体を取り付けて温水の出具合を見たのですが、湯側の取付脚の給湯管との接続部分から湯漏れが発生。
取付脚を取り外してシールテープを巻きなおして再度セット。
漏れなく正常に出て”ホッ”と一安心。
取付脚の位置決めが上手くいけば9割は取り付け成功?・・かなと感じました。