剪定用バリカン、ポールヘッジトリマーPHT-2100のモーター交換

年に2~3回は庭木と生垣の剪定をしています。
つまり、植木の散髪です。hi !

暑さも落ち着き天候の良い先日のある日、伸びた生垣の枝葉を切りそろえるために納屋からドラムコード(コードリール)とヘッジトリマーを取り出しました。
剪定用三脚を設置して電源コードを20m程引っ張りトリマーに接続。
作業開始。
端から順に上面と横面を少しずつ刈っていきます。

10分ほどして急にバリカン刃の動きが止まってしまいました。
取っ手の後ろ側についているブレーカースイッチを見ると、、出ていました。
規定以上の太い枝や硬い枝を噛み込んだ時にモーターを保護するためのリミッターです。

しかし何か変。刃を見てみると、、何も噛んでいません。
ブレーカーを元に戻して再度スイッチオン。
一瞬動くもののまた停止。ブレーカーも切れていました。
何故?

バリカン刃の変形で動きが悪くなったのかなと思い、停止状態で軽く刃先をつまんで動かしてみると、楽に動きます。
アレレ、、?
他に原因はモーターしかないようです。

作業を中断して片付け、その後近くのホームセンターへ行くことにしました。
サービスカウンター受付に行き、製品名(ポールヘッジトリマー)、型番(PHT-2100)、部品名(モーター)、氏名、電話番号を告げます。
納品まで1週間ほどとの事。
受付控をもらって帰宅しました。

後日、部品入荷の連絡が入り早速引き取りへ。
受け取った小さい段ボール箱。ラベルには「モータークミタテ」と記されていました。

新品のモーター
箱から取り出してみると、模型用のモーターよりやや大きめですが思いの外小さい。
よく、このモーターの出力で枝葉が切れるものですね。力持ち。
さて、新しいモーターをポールヘッジトリマーに取り付けましょう。

分解後のポールヘッジトリマーのヘッド部分
分解は簡単です。
先ず、ケースのヘッド部分側面のネジ4本とバリカン刃プレート面のネジ4本をプラスドライバーで緩めて取り外します。
最初にバリカン刃を外すのですが、手袋をしていても手を傷つける恐れがあるのでプラスチックカバーを被せたままで作業を進めます。
ネジを外すときには刃全体が脱落しやすいので要注意。

ギヤを取り外したモーター部
大小2つのギヤとワッシャー、その円運動を交互に刃の横方向の運動に変える金属プレートセットを抜き取ります。

ケース内に収まっているモーター部
モーターはケースにきっちりと入っていて、配線の長さもそれほど余裕がありません。
固定されてはいないので、そのまま上方に持ち上げます。

取り外したバリカン刃
取り外した刃。
切れ味の悪くなったバリカン刃は交換可能です。
製品を取り扱っているホームセンターに交換パーツとして在庫あり。

モーターの電極部
モーターの電極部です。
穴の開いている金属部分に配線をハンダ付けします。
先に古いモーターから配線を取り外しますが、長さに余裕がないので切断は×です。
ハンダを溶かし外します。

新しいモーターに配線をハンダ付けします。
古いモーターからネジを緩めてギヤシャフトを外し、新しいモーターへ取り付けます。
新しいモーターをケースに組み入れ、取り外しの逆手順でワッシャー、ギヤ、金属プレート・・と組み上げていきます。
バリカン刃を取り付ける時に開口部の向きと位置を揃えます。
刃に対して横向き。
横向きにした金属プレートと刃の開口部の向きが揃っていることを確認してバリカン刃を押し込みネジ止めします。

向きが合っていないと取り付けられません。

ハンダとハンダごて
ハンダハンダごてです。
中学生の時に”技術家庭科”で使った男性は多いと思うのですが、しょっちゅう利用する道具ではありませんね。
持っている方も少ないかもしれません。
私はラジオの組み立てキットやら基板のハンダラック(割れ)補修によく使っていたので、以前から常備しています。

このピストル型よりペン型ハンダごての方が一般的でしょう。
細かい所のハンダ付けはペン型が使いやすいと思います。

修理完了。
電源コードを本体につなぎプラグをコンセントに挿入。
スイッチオン。
無事に刃が動き出しました。
因みにモーターは現在2.300円弱でした。

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